1: 日 時 令和6年7月4日(木) 13:30 ~ 15:15
2: 場 所 兵庫県私学会館
3: 内 容 総会と講演会
講演: 演題 「教科情報と情報入試 – 電気通信大学の例を中心に」
講師 電気通信大学 共通教育 情報部会 教授 渡辺博芳
大学入試において、個別入試に「情報」を出題する大学が徐々に増加しています。
国公立大学や私立大学における一般入試で「情報」がどのように扱われるかについて、電気通信大学の渡辺教授から講演がありました。教授は出題範囲や問題の構成、試作問題とその解説について詳しく説明してくださいました。
出題方法にもさまざまな種類があります。今後、実際にPCを操作する入試(CBT: Computer Based Testing)が実施されることが検討されています。電気通信大学はその先駆けとして、新しい入試方式に着目し、実践に向けてさまざまなアプローチを行っています。
CBTとPBT(Paper Based Testing)の比較から、将来的に全国的に重要視される内容が多く含まれていました。
高等学校の教員としても、新しい「情報」の入試科目についての知識を身につけることの重要性を学びました。
CBTとPBTの比較
CBT(Computer Based Testing)
- テスト理論による能力測定の精度が高い平行テストによる公平性の担保
- 過去問は非公開
- 複数の受験機会の提供が容易
PBT(Paper Based Testing)
- 同じ時刻に同じ時間で、同じ問題を解くことによる公平性の担保
- 過去問は公開
- 複数の受験機会の提供は困難
CBTが実施されていくことになるためには、認知されることが大切である。
メリットデメリットも考慮し、次世代の大学入試の方式としての新たな側面を我々も学んでいかなければならい。